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不登校の高校受験!自己申告書の書き方と中学生保護者向け例文集

不登校

不登校の経験がある中学生にとって、高校受験における「欠席日数」は大きな不安要素ですよね。しかし、多くの自治体や高校では、事情を説明するための自己申告書(または理由書)の提出が認められています。

この記事では、不登校の受験生を持つ保護者の方に向けて、自己申告書の書き方や具体的な例文、合格に近づくためのポイントを詳しく解説します。

自己申告書の役割と提出の目的

自己申告書とは、調査書(内申書)に記載された欠席日数や成績だけでは測れない、受験生本人の事情や意欲を学校側に伝えるための書類です。

欠席日数が内申点や高校受験にどのような影響を与えるのか不安な方は、内申点の仕組みや具体的な受験対策も確認しておきましょう。

不登校の欠席理由を説明する意義

不登校の生徒が自己申告書を提出する最大の意義は、「なぜ休んでいたのか」という背景を正しく伝え、現在は高校生活を送る準備ができていることを証明することにあります。

高校側は、欠席日数が多い生徒に対して「入学後も通い続けられるだろうか?」という懸念を抱きます。その不安を払拭するために、当時の状況や現在の回復具合を具体的に説明することが重要です。

内申点や調査書を補足する効果

自己申告書には、数値化できない努力や中学校生活での成果を補足し、合否判定の際に考慮してもらう効果があります。

例えば、学校には行けなくても自宅で学習を継続していたことや、フリースクールでの活動、資格取得などの実績を記載することで、意欲的な姿勢を評価してもらえる可能性があります。

フリースクールでの学習や活動は、一定の条件を満たすことで中学校の出席扱いになる場合があります。自己申告書に記載する前に、出席扱いの条件や必要な手続きを確認しておくことが大切です。

状況別で使える自己申告書例文

ここでは、不登校の理由として多いケース別に、そのまま使える例文を紹介します。

体調不良や起立性調節障害

体調不良が原因の場合は、現在の回復状況と通学への意欲をセットで伝えるのがポイントです。

  • 例文: 「中学2年生の秋頃から起立性調節障害を発症し、朝起きることが困難になったため、欠席が増えてしまいました。しかし、通院と適切な治療を続けた結果、現在は体調も安定し、朝から活動できるようになっています。貴校に入学後は、体調管理に十分留意し、毎日元気に登校したいと考えています。」

起立性調節障害がある場合は、自己申告書の内容だけでなく、登校時間や通学頻度など、本人の体調に合った高校を選ぶことも重要です。受け入れ体制や学校ごとの特徴を比較してみましょう。

人間関係や心理的な要因

人間関係が原因の場合は、過去のトラブルを詳しく書くよりも、それをどう乗り越え、どう成長したかに焦点を当てましょう。

  • 例文: 「中学1年生の際、友人関係の悩みから登校が不安定になりました。休んでいる期間は、自分自身を見つめ直す時間とし、家族や相談室の先生と対話を重ねることで、少しずつ自信を取り戻しました。この経験を通じて、相手の気持ちを思いやる大切さを学びました高校では新しい環境で、積極的に周囲と関わりたいと強く願っています。」

登校状況が改善している場合

中学3年生になってから登校できるようになった場合は、その変化具体的にアピールします。

  • 例文: 「中学2年生までは不登校の状態が続いていましたが、3年生からは『高校へ行きたい』という目標ができ、現在は毎日休まず登校しています。放課後の補習にも参加し、遅れていた学習を取り戻す努力を続けてきました。貴校では、この継続する力を活かして、勉強と部活動の両立に励みたいです。」

保護者欄の具体的な書き方

多くの自己申告書には保護者記入欄があります。学校側は、家庭でのサポート体制や保護者の客観的な視点をチェックしています。

家庭での見守りと本人の変化

保護者欄では、本人が苦しい時期をどう過ごし、どのように前向きに変化していったかを具体的に記述してください。

  • 書き方の例: 「一時期は外出も難しい状態でしたが、本人は決して諦めることなく、自宅で通信教育を利用して学習を続けておりました。最近では、自ら進路について調べ、貴校の学校説明会にも積極的に参加するなど、大きな成長を感じております。」

高校生活への意欲と支援体制

高校入学後、家庭としてどのような協力ができるかを伝えることで、学校側の安心感に繋がります。

  • 書き方の例: 「本人は貴校での生活を非常に楽しみにしており、規則正しい生活を心がけております。家庭としましても、本人の体調や精神面を細やかに見守り学校と密に連携を取りながら、充実した高校生活を送れるよう全力でサポートしてまいる所存です。」

欠席理由を前向きに伝える表現

欠席理由を書く際は、「~できなかった」という否定的な表現ではなく、「~という経験から学んだ」という前向きな表現に言い換えるのがコツです。

言い換えの例

  • 「学校に行けなかった」: 「自分自身と向き合い、将来について深く考える時間を持った」
  • 「勉強が遅れた」: 「自分のペースで学習を進める方法を身につけ、現在は遅れを取り戻している」
  • 「人間関係でつまずいた」: 「多様な考え方があることを学び、精神的に成長することができた」

合格を勝ち取る自己PRのコツ

自己申告書は、単なる言い訳の書類ではありません。合格を勝ち取るための強力な自己PRツールとして活用しましょう。

志願理由書との内容の整合性

自己申告書に書く内容と、志願理由書や面接で話す内容に矛盾がないよう、一貫性を持たせることが不可欠です。

例えば、自己申告書で「現在は体調が万全」と書いているのに、面接で「まだ朝が苦手」と言ってしまうと、信頼性が損なわれます。親子でしっかりと内容を共有しておきましょう。

自己申告書に書いた欠席理由や高校生活への意欲は、面接でも質問される可能性があります。よく聞かれる質問と回答例を確認し、書類と矛盾しない受け答えを準備しておきましょう。

中学校生活で努力した活動の記載

学校に通えなかった期間でも、自分が努力したことや熱中したことがあれば、積極的に記載してください。

  • 評価されやすい活動の例
    • 英検や漢検などの資格取得
    • ボランティア活動への参加
    • フリースクールや適応指導教室への通席
    • 趣味や特技(プログラミング、芸術活動など)での成果

提出方法と書類作成のマナー

書類の内容が良くても、最低限のマナーが守られていなければ印象が悪くなってしまいます。

黒のボールペンによる清書

自己申告書は公的な書類ですので、必ず黒のボールペン(消せるボールペンは不可)を使用し、丁寧な字で清書してください。

書き損じた場合は、修正液や修正テープを使わず、新しい用紙に書き直すのが基本です。あらかじめ鉛筆で薄く下書きをし、その上からなぞるようにすると失敗を防げます。

封筒の宛名書きと提出時期

提出方法については、各都道府県の教育委員会や志望校の募集要項を必ず確認してください。

提出時の注意点

  • 提出期限: 願書提出と同時、あるいは指定された期間内に必ず提出してください。1日でも遅れると受理されない場合があります。
  • 封筒の書き方: 指定の封筒がある場合はそれを使用します。ない場合は、白の角形2号封筒などを用い、表面に「自己申告書在中」と朱書きするのが一般的です。
  • コピーの保管: 提出した書類のコピーは必ず手元に残しておきましょう。面接の直前に内容を再確認するために役立ちます。

(参考:大阪府教育委員会「自己申告書について」

まとめ

不登校を経験した中学生にとって、自己申告書は自分の思いを直接学校側に届けられる貴重なチャンスです。

「過去の欠席」を悔やむのではなく、「これからの意欲」をどう伝えるかに注力しましょう。保護者の方の温かいサポートと、本人の前向きな言葉が詰まった書類は、必ず先生方の心に届きます。

この記事で紹介した例文やコツを参考に、自信を持って受験に臨んでください。応援しています。

学研WILL学園では、不登校経験のあるお子さんや、学校生活・人間関係・学習面に不安を抱えるご家庭に寄り添い、今の状態に合った学び方や居場所を一緒に考えています。

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