文房具の写真

コラム

Column

  • ホーム
  • コラム
  • 高卒認定と高卒資格の違いを徹底比較!履歴書の書き方と進路別ルート

高卒認定と高卒資格の違いを徹底比較!履歴書の書き方と進路別ルート

高校生

「大学に行きたいけれど高校を中退してしまった」「就職のために高卒以上の資格が必要になった」というとき、選択肢に上がるのが高卒認定試験と通信制高校などでの高校卒業資格の取得です。

どちらも「高校卒業と同等の学力がある」と認められるものですが、実は最終学歴や履歴書への書き方には大きな違いがあります。この記事では、両者の違いを徹底的に解説し、あなたの目的に合った最適なルートを提案します。


高卒認定試験と高校卒業資格の違い

高卒認定と高卒資格は、どちらも「大学受験ができるようになる」という点では同じですが、法的な位置づけが異なります。

高等学校卒業程度認定試験の法的定義

高等学校卒業程度認定試験(旧大検)とは、文部科学省が実施する国家試験です。この試験は、病気や不登校などの理由で高校を卒業できなかった人に対し、高校卒業者と同等以上の学力があることを証明するためのものです。

合格することで大学や専門学校、公務員試験などの受験資格を得られますが、あくまで「学力を認定する試験」であり、学校を卒業したわけではない点に注意が必要です。

高卒認定試験の科目や難易度、合格後の進路について詳しく知りたい方は、試験の基本情報をまとめた記事も参考にしてください。

全日制や通信制高校の卒業資格の定義

高校卒業資格とは、学校教育法第1条に定められた「学校」を卒業することで得られる資格です。全日制、定時制、通信制高校のいずれであっても、卒業すれば法的に「高校卒業」という学歴になります。

卒業するためには、3年以上の在籍や所定の単位修得が必要ですが、一度取得すれば生涯変わることのない正式な学歴となります。

通信制高校で高卒資格を取得することを検討している方は、授業の仕組みや学費、卒業までの流れを事前に確認しておくことが大切です。

最終学歴と大学受験資格の違い

ここが最も重要なポイントです。高卒認定試験に合格しても、その後の進学をしない限り、法的な最終学歴は中卒のままとなります。

  • 高卒認定: 大学受験をするための「資格」を得るもの。進学しなければ学歴は中卒扱い。
  • 高校卒業資格: 学校を卒業したという「学歴」そのもの。進学しなくても学歴は高卒扱い。

(参考:文部科学省 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定))


取得方法と期間や難易度の比較表

自分にとってどちらが効率的か判断するために、取得にかかる条件を比較してみましょう。

比較項目高卒認定試験(高認)高校卒業資格(通信制高校など)
取得方法年2回の試験に合格する3年以上の在籍と単位修得
最短期間数ヶ月(試験合格のみ)3年間(編入時は前籍校の期間合算可)
費用数千円〜数万円(受験料のみ)数十万円〜(授業料など)
学習内容試験科目の対策のみ全科目のレポート・スクーリング
最終学歴中卒(進学しない場合)高卒

高校卒業の資格をしっかり取得したい方には、
学研WILL学園(高卒資格が取得できる通信制高校サポート校)という選択肢もあります。

学研WILL学園では、不登校・発達障がい・グレーゾーンなど、学びに不安を抱える生徒が無理なく学べる環境を整えています。
少人数制の学習指導や個別添削、訪問指導・オンライン(メタバース)授業など、生徒一人ひとりの状況に合わせた柔軟なサポートが特徴です。

行事やサークル活動で社会性を育み、進路指導も充実。その結果、進路決定率97.3%という高い実績を誇っています。

「自分のペースで高校卒業を目指したい」「学校に通うのが不安」という方も、安心して相談いただけます。

高卒認定試験の受験資格と合格基準

高卒認定試験は、試験が行われる年度の終わりまでに16歳以上になる人であれば、誰でも受験可能です。

合格基準は、100点満点中40点〜50点前後と言われており、基礎的な内容が中心です。一度にすべての科目に合格する必要はなく、数回に分けて合格を目指すことも可能です。

通信制高校の卒業要件と在籍期間

通信制高校で卒業資格を得るには、以下の3つの要件を満たす必要があります。

  • 3年以上の在籍: 前の高校での在籍期間を含めることができます。
  • 74単位以上の修得: レポート提出とスクーリング(面接指導)、単位認定試験によって修得します。
  • 30時間以上の特別活動: 学校行事やホームルームなどへの参加が必要です。

費用と学習負担の対照表

費用面では、高卒認定試験が圧倒的に安く済みます。

費用の目安

  • 高卒認定試験: 受験料は科目数によりますが、4,500円〜8,500円程度です。独学であれば参考書代のみで済みます。
  • 通信制高校: 公立であれば年間数万円、私立であれば年間20万円〜50万円程度が一般的です。

学習負担の目安

  • 高卒認定試験: 試験対策に集中できるため、短期間での合格が可能です。
  • 通信制高校: 卒業まで数年間の継続的な学習が必要ですが、先生のサポートを受けながら着実に卒業を目指せます。

履歴書の書き方と社会的評価の差

就職や転職において、履歴書にどう記載するかは非常に重要です。

高卒認定合格時の学歴欄の記載例

高卒認定試験に合格した場合、履歴書の学歴欄には以下のように記載するのが一般的です。

  • 〇〇年〇月 △△中学校 卒業
  • 〇〇年〇月 高等学校卒業程度認定試験 合格

「卒業」ではなく合格と書くのが正しいルールです。

高校中退と高卒認定を併記する理由

もし高校を途中で辞めている場合は、中退の事実も記載しましょう。

  • 〇〇年〇月 □□高等学校 中途退学
  • 〇〇年〇月 高等学校卒業程度認定試験 合格

このように併記することで、空白期間に何をしていたのか、自ら努力して資格を得たことをポジティブにアピールできます。

就職活動や公務員試験での扱い

多くの企業や公務員試験では、高卒認定合格者を「高卒」として扱います。しかし、一部の民間企業では「学校卒業」というプロセスを重視し、学歴として認めないケースが稀にあります。

確実に「高卒」という肩書きが必要な場合は、通信制高校などで卒業資格を取得する方がリスクが低いと言えるでしょう。


目的別の推奨ルートと選び方の基準

「結局、自分はどっちを選べばいいの?」という疑問に答えるための判断基準を紹介します。

大学進学を目指す最短ルートの選択

大学や専門学校への進学を第一に考えているなら、高卒認定試験が最短ルートです。

試験に合格すればすぐに大学受験が可能になり、大学を卒業すれば最終学歴は「大学卒業」となります。この場合、高校を卒業しているかどうかは就職時にほとんど問われません。

高卒認定を取得してから大学合格を目指す場合は、受験資格の確認だけでなく、試験対策や志望校選びを計画的に進める必要があります。具体的な進学方法も確認しておきましょう。

就職で学歴を書き換えたい場合の判断

すぐに就職したい、または学歴を「高卒」にしたい場合は、通信制高校への編入・入学がおすすめです。

高卒認定はあくまで「資格」であり、学歴欄を「高卒」に書き換えることはできません。将来的に転職を繰り返す可能性がある場合も、正式な卒業資格を持っておく方が安心です。

高校中退後には、通信制高校への編入以外にも、高卒認定や就職、専門学校への進学など複数の選択肢があります。将来の目標から自分に合った進路を考えてみましょう。

通信制高校と高卒認定の併用制度

実は、この2つは併用することができます。

併用するメリット

  • 単位免除: 高卒認定試験で合格した科目を、通信制高校の卒業単位として振り替えることができます。
  • 早期卒業の準備: 苦手科目を高卒認定で先にクリアしておくことで、通信制高校での学習負担を減らすことが可能です。

高卒認定の受験から合格後の進路

高卒認定試験の仕組みと、その後の可能性について詳しく見ていきましょう。

試験科目数と免除制度の仕組み

試験科目は全部で8〜10科目ですが、過去に高校に在籍していた場合、修得済みの単位に応じて科目が免除されます。

  • 免除の申請: 以前通っていた高校から「単位修得証明書」を取り寄せる必要があります。
  • 合格の持ち越し: 一度合格した科目は生涯有効です。一度の試験で全科目受かる必要はありません。

合格後の専門学校や大学への進学

高卒認定に合格すれば、すべての大学、短大、専門学校の受験資格が得られます。

近年では、高卒認定合格者を対象とした専用の推薦枠を設けている大学もあり、進学のチャンスは広がっています。

何歳からでも挑戦できる制度の利点

高卒認定試験には年齢の上限がありません。

30代、40代になってから「資格取得のために必要になった」「学び直したい」と挑戦する人も多くいます。何歳からでもリスタートできるのが、この制度の最大の魅力です。


よくある質問と回答

読者から寄せられることの多い疑問をまとめました。

高卒認定は中卒扱いになるのか?

はい、法的な最終学歴は「中卒」のままです。 ただし、大学や専門学校を卒業すれば、最終学歴は「大卒」や「専門学校卒」に更新されます。就職活動においては、多くの企業が「高卒と同等」とみなしてくれますが、募集要項に「高校卒業者に限る」とある場合は注意が必要です。

通信制高校は学歴にならないのか?

いいえ、通信制高校も立派な「高卒」学歴になります。 全日制高校と全く同じ卒業資格が得られます。履歴書にも「〇〇高等学校(通信制課程)卒業」と記載でき、大学進学や就職において不利になることはありません。


まとめ

高卒認定と高卒資格のどちらを選ぶべきかは、あなたの「最終的なゴール」によって決まります。

  • 最短で大学に行きたいなら 高卒認定試験がおすすめです。費用も安く、スピーディーに進学準備へ移れます。
  • 就職で不利になりたくない、学歴を書き換えたいなら 通信制高校での卒業資格取得がおすすめです。サポートを受けながら確実に「高卒」になれます。

まずは自分が「いつまでに」「何のために」資格が必要なのかを整理し、自分に合った一歩を踏み出しましょう。

(参考:文部科学省 高等学校卒業程度認定試験の概要)