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不登校の高校生の転校先におすすめの学校は?各学校の特徴などと併せて解説

不登校の高校生の転校先におすすめの学校は?各学校の特徴などと併せて解説 高校生

転校を機に不登校が改善する場合もあり、転校は不登校の改善に効果的な方法の一つとされています。しかし、子供の状況や転校先をよく考えないと逆効果になってしまう場合も…。本記事では、転校で不登校を改善させるためのポイントと、お子様に適した転校先について詳しく解説します。

まずは不登校の原因を把握するのが大事

転校によって不登校が改善する場合、しない場合の大きな差は「不登校の原因」にあります。比較してみましょう。

解決する場合

不登校の原因が学校にある
転校が本人の意思である

解決しない場合

不登校の原因がはっきりわからない
生活リズムが乱れている

不登校の原因が学校にある場合、不登校につながる問題として考えられるのは、「いじめ」、「いじめ以外の友人関係」、「教職員との関係」、「勉強の悩みや進路の悩み」、「クラブ活動に馴染めない」、「校則が合わない」、「入学、転編入、進級時の不適合」などがあります。これは環境を変える事によって解消する事が出来ますので、転校が有効な方法であると言えます。また、転校して環境を変えるという事は、非常に大きなエネルギーが必要になってきますので、本人に意欲があり、自分の意思で転校するのであれば、不登校改善の可能性は大きいと言えるでしょう。

逆に不登校の原因がはっきりとわからない場合、急いで転校したとしても改善されない可能性が高いです。不登校の原因はさまざまな要因が複雑に絡み合っている場合もあり、例えば、「親子関係」、「家庭の生活環境の急激な変化」、「家族の不和」、「生活の変化や非行」、「無気力や漠然とした不安」などに問題がある場合、転校では改善されない可能性が高いと言えます。また、生活リズムが乱れてしまっていると転校で環境を変えたとしても、朝起きれなかったり、毎日通う事が難しかったりと、不登校が改善されない可能性が高いと言えるでしょう。これは「起立性調節障害」を発症している場合もあるので、医療機関に相談してみる事も検討してください。

不登校の高校生が転校する際に注意すべき点とは

転校する際に選べる選択肢は3つあります。「全日制高校」「定時制(多部制、単位制)高校」「通信制高校」です。それぞれ転校するのに条件がありますので、そこが注意点となってきます。「全日制高校」、「定時制(多部制、単位制)高校」に転校する際は次の3つの条件を満たしている必要があります。

引っ越しなどやむを得ない理由がある
転校したい高校に欠員がある
転校試験に合格する

全日制、定時制高校への転校は不登校やいじめによる転校が認められる場合もありますが、基本的に引っ越しなどのやむを得ない理由が必要になってきます。また、転校先に欠員がなければ転校は出来ません。転校試験の難易度は転校先の高校の偏差値に準ずる形となります。

全日制、定時制高校が転校の条件が厳しいのに対し、「通信制高校」は毎月転入生を募集していたり、試験が無く書類審査と面接だけだったりと、転校しやすい高校と言えるでしょう。この為、年度途中で転入、編入で入学する人の割合も多く、不登校経験者も多い傾向にあります。

不登校の高校生におすすめの転校先

転校で不登校を改善させるには、子供ひとりひとりに合った高校を選ぶ必要があります。「全日制高校」に転校した場合、もちろん環境の変化はありますが、毎日通学するという現在通っている高校と同じ通学方法になるので、また通えなくなってしまう場合も少なくありません。やはり「定時制(多部制、単位制)高校」、「通信制高校」の方が不登校の改善にはおすすめ出来ると言えるでしょう。2つの高校の特徴を紹介させていただきます。

定時制(多部制、単位制)高校

授業が行われる時間帯が3パターンあり、夜の時間帯に授業がある「夜間定時制」、朝と昼の時間帯に授業がある「昼間二部定時制」、朝、昼、夜に授業がある「三部制」に分けられ、自分が通いやすい時間帯に通う事が出来ます。1日の授業が4時間制の学校が多いので長い時間学校にいる事が苦手な場合も通いやすいと言えます。大半は4年卒業が原則となりますが、中には通信制を併設しており、2時間分は通信制のレポート等を活用して補完し、3年で卒業可能なハイブリッドな学校も存在します。

通っている人は社会人、アルバイトをしながらの人や、不登校経験者もいますので、溶け込みやすい環境と言えるでしょう。学費は公立で約3万円、私立で約35万円程度となり、卒業後は就職3割、大学進学1割、専門学校1.5割となっています。

通信制高校

毎日通学する必要が無く、高校卒業に必要な対面授業時間の大部分をレポート提出、メディア視聴報告などで免除し、残った25単位(11~12科目)、20時間程度を対面授業(スクーリング)で行う為、自分のペースで通学する事が出来ます。スクーリングの方法は学校によってさまざまになってきます。

3年以上の在籍で卒業でき、サポート校を活用すると卒業しやすくなってきます。通っている人は不登校経験者、発達障害、起立性調節障害や過敏性腸症候群などの自律神経失調症を患っている人や、中には社会人等で学び直しをしたい人もいますので色々な生徒を受け入れてきた経験から、不登校改善のノウハウがあると言えます。卒業後は学校によって難関大学進学に強いところもあったり、就職や専門学校に通う人もいます。

どちらも不登校の子供には通いやすい高校と言え、おすすめできます。さらにもう一つの選択肢として、特におすすめできる「WILL学園」の紹介をさせていただきます。

WILL学園は学研エル・スタッフィングが運営する通信制サポート校とフリースクールが一緒になった、新しい形のサポート校で、通信制高校と連携し、3年間で高校卒業の資格取得を目指す事が出来ます。

ひとりひとりに合った形を実現する為、コースが豊富に用意されています。
総合コース:毎日通学したい方むけ
選択コース:毎日通学は難しく、週2~3日通学したい方むけ
特選コース:週2日の通学も難しい方むけ、通学の他に月2回先生が自宅を訪問しサポート
在宅(訪問支援)コース:通学せず月4回先生の自宅訪問授業が受けられる

WILL学園では、どのコースを選択しても3年間でスムーズに高校卒業の資格を取得することができます。しかし、ただ単に高校卒業の資格を取得するだけでは、将来社会で自立するための力が足りないかもしれません。

そのため、WILL学園では、通常の強化学習だけでなく、趣味や教養を広げるための授業や、新聞を読んだり作品を作ったりする創造的な活動を行う時間を設けています。また、ソーシャルスキルを養うためのトレーニングも行います。さらに、性教育や保育、介護、心理学、スポーツなどの分野で外部講師を招いて特別な授業も行います。

WILL学園は、これらの多様なカリキュラムを通じて、単なる高校卒業資格の取得だけでなく、真の自立を目指し生徒たちを支援しています。

まとめ

不登校にはひとりひとり原因があり、単純に転校しただけでは解決しない場合もあります。子供に合った最善の選択をする為にも情報収集をしっかりして、子供に寄り添った転校先を見つけてください。

WILL学園では個別の相談会やオンラインで参加出来る説明会も開催しています。是非一度お気軽にご相談ください。

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