通信制高校への進学や転校を検討する際、学習面や生活面のフォローをしてくれる「サポート校」の存在は非常に心強いものです。しかし、保護者の方にとって最大の懸念点は費用ではないでしょうか。
サポート校を利用する場合、通信制高校の学費に加えてサポート校の授業料が発生する「二重払い」の構造になります。この記事では、サポート校の費用相場から、通信制高校と併用した際の3年間の総額シミュレーション、さらには利用できる公的制度までを詳しく解説します。
サポート校と通信制高校の費用内訳

サポート校と通信制高校を併用する場合、それぞれの施設に対して支払いが発生します。 まずは、どのような項目に費用がかかるのか、その内訳を整理しましょう。
サポート校の入学金と授業料
サポート校とは、通信制高校を卒業するために必要な学習支援やメンタルケアを行う民間教育機関のことです。
通信制高校の単位修得料金
通信制高校を卒業するためには、74単位以上の修得が必要です。
教材料や施設設備費の諸経費
授業料以外にも、学習を継続するために必要な諸経費が発生します。
サポート校の費用を比較する際は、サービス内容や特徴もあわせて確認することが大切です。サポート校とはどのような学校なのか、通信制高校との違いも含めて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
サポート校の年間費用相場

サポート校の費用は、選択する「通学スタイル」によって大きく異なります。 お子様の状況に合わせたコース選びが、家計への負担を左右するポイントです。
通学スタイル別の授業料目安
通学回数が多いほど、手厚い指導が受けられる反面、費用は高くなる傾向にあります。
オンラインコースの費用感
近年増えているのが、校舎に通わずインターネットを通じて指導を受けるオンラインコースです。
サポート校を選ぶ際は、費用だけでなく卒業の仕組みについても確認しておくことが大切です。サポート校で高卒資格を取得できるのか、通信制高校との関係を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
3年間の総額シミュレーション

通信制高校とサポート校を3年間利用した場合の総額は、150万円から300万円程度が目安です。 組み合わせ別の具体的なシミュレーションを見てみましょう。
私立通信制高校と併用する場合
最も一般的な組み合わせですが、費用は最も高くなります。
公立通信制高校と併用する場合
学費の安い公立高校と組み合わせることで、総額を抑えることが可能です。
サポート校の費用を比較する際は、サポート内容や通いやすさなどもあわせて確認しましょう。失敗しないサポート校の選び方やチェックポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
就学支援金と奨学金の活用方法

「二重払い」の負担を軽減するために、公的な支援制度を必ずチェックしましょう。 ただし、注意点としてサポート校の費用は支援金の対象外となることを覚えておいてください。
高等学校等就学支援金の仕組み
高等学校等就学支援金とは、国が家庭の教育費負担を軽減するために授業料を支援する制度です。
世帯年収別の自己負担額目安
支援金の額は、保護者の所得(市町村民税所得割額など)によって決まります。
都道府県独自の学費補助制度
国による支援とは別に、各自治体が独自の補助金制度を設けている場合があります。
費用を抑えるサポート校の選び方

サポート校選びで失敗しないためには、目に見える授業料以外のコストを把握することが大切です。
教育無償化の対象外となる費用
「高校無償化」という言葉がありますが、サポート校の費用は一切無償化の対象になりません。
合計金額の事前見積もり
パンフレットに記載されている金額だけで判断せず、必ず「3年間の総額」で見積もりを取りましょう。
サポート校の費用を考える際は、スクーリングにかかる費用や通学負担も見逃せません。スクーリングの日数や場所、選ぶ際のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
サポート校を利用する場合、通信制高校の学費と合わせて年間50万円〜100万円程度の費用がかかるのが一般的です。決して安い金額ではありませんが、高等学校等就学支援金を活用することで、高校側の授業料負担を大幅に減らすことができます。
大切なのは、お子様が「卒業まで無理なく通い続けられるか」という視点と、家計のバランスを両立させることです。まずは気になる学校の資料を取り寄せ、3年間の総額シミュレーションを比較することから始めてみてください。
学研WILL学園では、不登校経験のあるお子さんや、学校生活・人間関係・学習面に不安を抱えるご家庭に寄り添い、今の状態に合った学び方や居場所を一緒に考えています。
今のお子さんに合った学び方や居場所について悩まれている方は、まずは一度ご相談ください。

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