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フリースクールの時間割ってどうなってるの?具体的な学習内容についても紹介

フリースクールの時間割ってどうなってるの?具体的な学習内容についても紹介 フリースクール

フリースクールに子供を通わせようか検討するとき、気になるのはその学習内容ですよね。この記事ではフリースクールと学校の授業内容の違いから、フリースクールでの具体的な学習内容、実際の時間割まで、詳しく解説していきます。

フリースクールと学校の授業内容の違い

フリースクールは不登校の子供を受け入れる、民間の教育機関です。現在、不登校の生徒、児童は年々増加傾向にあり、その需要の多様化から、様々な形態のフリースクールが存在しています。

フリースクールは、基本的には学校のような決まったカリキュラムや時間割がなく、授業内容は団体や施設によって異なります。授業の形態は様々ですが、個別指導を行っているフリースクールが約90%となっており、ほとんどのフリースクールで取り入れられている事がわかります。集団での授業を実施している施設もありますし、集団、個別と両方取り入れている場合もあります。フリースクールと学校の授業内容の特長をそれぞれ見てみましょう。

フリースクール

1、自由度の高さ

フリースクールは一人一人の子供に合わせた教育を行います。自分のペースで学び、興味を持った分野に重点を置いて学習できます。

2、カリキュラムの柔軟性

厳密なカリキュラムが存在していないからこそ、個々のニーズや興味に合わせた学習の進め方が可能です。

3、評価の方法

定期的なテストの得点では無い所での評価をおこなうことも多いです。

4、共同学習

子供同士、または子供と先生による共同学習が行われ、集団でのプロジェクトやディスカッションを有効利用しています。

学校

1、標準的なカリキュラム

国の定めた法律に基づいて運営され、特定の年齢、学年ごとにカリキュラムが用意されています。

2、評価とクラス分け

テスト、試験によって学力が評価され、それに基づいてクラス分けをします。

3、一定の時間割

指定されている年間の授業時間数に基づき、科目、教科の時間割が決定されます。これに沿って進学、卒業と進みます。

4、集団授業

集団で同じ科目の授業を一連の流れで受講します。

この他にも「相談やカウンセリング」、「自然との触れ合いや職業体験」、「家庭訪問、ヒアリング」などを行っているフリースクールも多くあります。

また近年はICTを利用した家庭学習も注目されていて、全国どこからでも参加可能なバーチャル空間を利用した、「オンラインフリースクール」も増えてきました。

フリースクール、学校どちらも一長一短があり、どちらが最適かは子供の好みや特性によります。フリースクールは個々のペースや学習状況に合わせた教育に対し、学校は集団のペースに合わせた社会的なスキルや一般的な知識の共有の場、としての側面が強調されていると言えます。

フリースクールでの学習内容

フリースクールと学校の授業内容の違いはおわかりいただけたと思います。ではフリースクールでの学習内容はどんな物なのか。順に見てみましょう。

文部科学省がおこなった「民間の団体、施設との連携等に関する実態調査」によると、フリースクールでの学習内容と、その実施率は次のようになります。

○個別の学習支援 85.2%

○相談やカウンセリング 82.3%

○スポーツ 66.1%

○昼食作りなどの調理体験 64.4%

○自然観察や農業体験などの自然体験 63.5%

○見学や職場体験などの社会見学 60.4%

○音楽、美術、工芸などの芸術活動 59.3%

○子供たちによるミーティング 41.0%

○家庭への訪問 40.7%

○宿泊体験 34.8%

○授業、講義形式による学習支援 32.8%

○学習成果、演奏、作品などの発表 29.1%

○その他、特色ある活動 26.8%

最も多いのが「個別の学習支援」で85.2%、次いで「相談やカウンセリング」と、一般的な国語や数学などの教科だけでなく、教養講座、体験学習など幅広い内容の学習が実施されているのがわかります。また同じ学習支援でも「授業、講義形式による学習支援」が32.8%と少なくなっているのも大きな特長と言えます。

このように、フリースクールではただ単に学校の勉強に沿った学習を行えばいいという訳ではなく、芸術やスポーツなど、学習指導要領に縛られない、様々な体験が行えるように、柔軟な学びが提供されています。

それは、「様々なことを強制的に行う学校が苦手」、「やりたくないことを無理やりするのは嫌」という理由から不登校になった子供も少なくなく、個性を尊重し、子供の興味に合わせて学習内容を決めていくことで、主体的な学びに繋がると考えられているからです。

フリースクールの一日の流れ

実際のフリースクールの一日の流れを、WILL学園の時間割を例に見ていきましょう。

中等部横浜キャンパスの時間割例

              月曜日       木曜日

朝学    10:00~10:20    漢字        計算

1時間目 10:30~11:15   ニュース     数学を楽しもう

2時間目 11:25~12:10          個別学習(数学)  個別学習(英語)

昼休み   12:10~12:50         昼休み 

3時間目 12:50~13:35   個別学習(英語)  個別学習(数学)

4時間目 13:45~14:30   英単語学習    コミュニケーション

放課後           ホームルーム  最終下校16:30

WILL学園の中等部の学習内容の特長は以下の通りとなります。

1、朝はゆっくり登校

10:00からウォーミングアップの朝学、1時間目は10:30開始なのでラッシュアワーを避けて通学出来ます。

2、3つのカテゴリーから作られる無理のないカリキュラム

個別学習:各自の学力に合わせ、個別教材に取り組みます。

教科学習:英語、数学を中心に集団授業を行います。

趣味、実用:普通の学校では行わない一般教養的なものや、時事問題、趣味・実用のようなことを授業で行います。

3、放課後や自由登校日の活動も充実

友達と雑談をしたり、ゲームやレクリエーションも可能。近隣グランドでのスポーツなど、同好会活動もあります。

まとめ

フリースクールと学校の授業内容は大きく違い、フリースクールでは学校では行わないような授業を受けれることがおわかりいただけたと思います。これは、子供にとって新たな楽しみになるだけでは無く、そこから将来の可能性が広がったり、やりたいことが見つかるなど、学校では出会えない特別な物になるでしょう。是非、検討してみてください。

WILL学園では、個別学習や趣味教養講座が充実し、子供が学ぶきっかけを大事にしています。詳細を知りたい方は是非お気軽にお問合せください。

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