コラム

子どもが不登校になってしまった時に親にできる事は?

子どもが不登校になってしまった時に親にできる事は? 不登校

お子さんが不登校になってしまった場合、お子さんだけでなく保護者の方も不安で仕方ないでしょう。なぜ不登校になってしまったのか、親として何をしてあげられるのか、どのように接したらよいのかなど悩みは尽きません。そこで今回は不登校の原因、不登校の子どもに対して親がしてあげられること、どのような場所に相談をすればよいのかという点について解説します。

子どもが不登校になってしまう原因とは

不登校の原因を特定することは難しいのですが、原因を理解しなければ適切なサポートはできません。不登校の原因としては人間関係のトラブル、学業不振、家庭環境、生活リズムの乱れ、無気力や不安などが挙げられます。特に中高生は何のために勉強をしているのか、自分のやりたいことは何なのかなど、将来に対する漠然とした不安が心身の不調につながることもあります。また、不登校の原因はひとつではなく、様々な原因が複雑に絡み合っている場合もあるということも念頭に置いておきましょう。

これらの原因の裏には発達障害やHSCが隠れていることもあります。コミュニケーションが苦手、刺激に敏感で疲れやすく学校の環境に慣れないといったことが不登校につながるという可能性も考えられます。

不登校は追い詰められた子どもの回避行動であり、「甘え」ではありません。そして、不登校は誰にでもなり得るものです。これらを理解して適切なサポートをおこないましょう。

親が子どものためにしてあげられることは

【受け入れて、心身共に休ませる】

お子さんが不登校になると保護者の方は不安になるものですが、最も不安で混乱しているのはお子さん本人です。不登校のお子さんは心身共にエネルギーが低下している状態なので、まずは休む必要があります。その際、周囲からの強い励ましや一方的なアドバイスは逆にお子さんの負担になるので控えてください。心配でいろいろと口を出したくなるのを抑えて事実を受け入れ、お子さんにはゆっくりと休んでもらいましょう。

【心地良い環境づくり】

お子さんは自分の居場所があると精神的に落ち着きます。そのため、多くの時間を過ごす家が居場所となるように環境づくりをしてください。自分の部屋やリビングなど、家の中でも特に落ち着くという場所をいくつか確保してあげましょう。

家庭を居心地の良い環境にするには、保護者の方との関係も大切です。腫れ物を触るような態度、無理に登校させようとする、復学にこだわりすぎるなどの言動は避けてください。お子さんにとって保護者の方のサポートは必須ですが、不用意な発言はお子さんを傷つけることもあります。お子さんと接する際、「その言動は本当に子どものためなのか」「子どもの負担にならないか」を考えてみましょう。

お子さんには「あなたの味方だよ」ということを伝え続けてください。そして、本人が何か話したいときは聞き流さずにじっくりと聞いて受け止めてあげましょう。他愛のない会話であってもお子さんとコミュニケーションを取り、何でも話せる関係を作ることが大切です。

親子関係が良好であればお子さんは自分の部屋だけでなく、部屋から出てリビング等で過ごすことも増えるでしょう。お子さんの顔を見て、様子を確認するためにも居心地の良い環境を作りましょう。

一人で悩まない。専門機関に相談してみましょう

不登校のお子さんがいらっしゃるご家庭にまず伝えておきたいことがあります。それは「お子さんが不登校になってしまったことは虐待などを除いて、保護者の方のせいではない」ということです。保護者の方の中には自分が原因で子どもが不登校になったのではないかと悩む方もいらっしゃいます。しかし、どのような育て方をしていてもお子さんが不登校になる可能性はあります。保護者の方が自分を責める必要はありません。他にも、このまま不登校が続いたらどうしよう、この子の将来はどうなってしまうのだろうなどの不安からストレスを抱えたり、周りに相談できずに悩みを一人で抱え込んだりすることもあるでしょう。

しかし、保護者の方にストレスが溜まっている状態ではお子さんに適切な対応をすることができません。お子さんの不登校は家庭内だけで解決しようとせず、サポート団体・専門機関に相談しましょう。また、不登校から回復するには何らかのきっかけが必要になります。そのきっかけを作るためにも外部とつながることは大切です。

不登校の問題に対応してくれるサポート団体には次のようなものがあります。

【公的機関】
・子育て相談窓口
・児童相談所、児童相談センター
・ひきこもり地域支援センター
・教育支援センター、適応指導教室
・精神科、心療内科

【民間団体】
・不登校の親の会
・フリースクール
・カウンセラー

例えば児童相談所ではカウンセリングや治療プログラムを受けたりボランティアと交流をしたりできます。相談は無料で、親子共に相談に応じてもらえます。

フリースクールは学校に行けない子どもたちが通い、勉強や遊びをする民間施設です。理念や規模、活動内容は施設ごとに異なるので、お子さんに必要なサポートを受けられる施設を選ぶことができます。在籍校の校長が認めればフリースクールへの登校が学校の出席となる場合もあります。学力向上やコミュニケーション能力を身につけて人との関わりに慣れるなど、不登校から回復するきっかけにつながります。

これらの団体では専門家が対応にあたるので、蓄積されたノウハウから具体的な対応策を考えてくれるメリットがあります。「誰かに相談する」ということがストレス緩和に繋がりますので、抱え込まずに専門家に相談をしましょう。お住まいの地域でどのような支援をが受けられるか調べてみましょう。

まとめ

今回は不登校の原因や、子どもに対して親は何をしてあげられるのか、どこに相談すればよいのかという点について解説しました。不登校のお子さんには休息が必要ですので、安心して休める場所を確保してください。また、保護者の方も不安になりますが一人で抱え込まずに専門機関・サポート団体に相談して、お子さんにとって適切なサポートを考えましょう。

WILL学園の不登校のお子さんへのサポート

不登校のお子さんをサポートする専門機関としてWILL学園があります。WILL学園には不登校の中学生を対象としたフリースクールがあり、子どもたちの居場所となっています。

WILL学園では次のようなサポートをおこなっています。

・学習面では対象学年までの復習、対象学年の学習、受験対策まで対応していて、個人の状況に合わせて進めていきます。集団授業のほかに個別でも対応しています。内容は個別教材や教科学習に加えて一般教養や趣味・実用なども扱います。

・生活面では仲間との交流を通してコミュニケーション能力を養い、社会性の基礎を身につけるサポートをおこなっています。放課後には友達とゲームやスポーツをすることも可能です。

・週4〜5日通学する総合コース、週2〜3日通学する選択コースがあり、お子さんのペースに合わせて通学することができます。

・在籍校とも連携をとり、校長の判断によってはWILL学園へ通学することで出席認定となることもあります。また、進路指導もおこなっています。

お子さんも保護者の方も一人で悩まずにまずはお気軽にご相談ください。

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