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高校生でも取れる資格15選!不登校や通信制高校の生徒にもおすすめの資格と選び方

高校生

高校生でも取れる資格には、英検・漢検・ITパスポート・簿記・MOSなど、さまざまな種類があります。大学受験や就職に役立つものだけでなく、自分の興味や得意なことを見つけるきっかけになる資格もあります。

また、不登校や通信制高校に通う高校生の中には、「学校の授業とは別に、自分のペースで学べることを探したい」「将来のために何かできることはないかな」と考えている方もいるでしょう。

学校に行けない期間があると、進学や就職への不安が大きくなることもあるでしょう。しかし、不登校だからといって、資格取得の機会がなくなるわけではありません。年齢や学歴による受験制限がない検定も多く、自宅で自分のペースに合わせて学習を進められます。

資格の勉強を通して興味のある分野を見つけたり、学んだことを形に残したりすることは、将来の選択肢を考えるきっかけにもなります。もちろん、資格を取ることだけが大切なのではなく、今の心身の状態や本人の気持ちを優先することが前提です。

この記事では、不登校の高校生でも挑戦できる資格15選を、大学受験・就職・趣味などの目的別に紹介します。無理のない資格の選び方や、学校に通っていない場合に知っておきたい注意点も解説するので、お子さんに合う学び方を探す際の参考にしてください。

高校生でも取れる資格は多い|不登校・通信制高校でも挑戦できる

高校生が受験できる資格・検定は数多くあります。不登校の状態にある場合や、通信制高校に在籍している場合でも、各試験の受験資格を満たしていれば挑戦できます。英検や漢検、ITパスポート、MOSなど、年齢や学校の出席状況によって一律に受験が制限されるわけではない試験もあります。

多くの資格は、学校の授業とは別に、参考書や問題集、オンライン教材などを使って学習を進められます。一方、試験会場に出向く必要があるものや、受験日時が決まっているものもあるため、外出が負担になる場合は試験形式まで確認しておくことが大切です。

なお、検定や資格試験に合格しても、それだけで高校の卒業資格が得られるわけではありません。高校卒業に必要な条件と、大学・専門学校の受験資格は分けて考えましょう。

不登校の高校生が資格取得に挑戦する3つのメリット

資格取得は、必ずしも進学や就職のためだけに行うものではありません。学校とは別の場所で自分の興味を深めたり、小さな目標を持って学んだりする選択肢にもなります。

自分のペースで学び、達成感につなげられる

学校の授業の進度に合わせることが難しい時期でも、資格の勉強であれば「今日はテキストを2ページ読む」「練習問題を5問解く」など、自分に合った小さな目標を設定できます。

最初から合格を目指さず、好きな分野の内容を知ることから始めても構いません。学習の積み重ねが目に見えることで、自分の得意なことや興味を再発見するきっかけになるでしょう。

大学受験や進路選択で学んだことを伝えられる

総合型選抜や学校推薦型選抜では、志望理由や学習への取り組みなどを評価する大学があります。資格によっては、取得した級やスコアが出願要件、得点換算などに活用される場合もあります。

ただし、資格を取得すれば必ず入試で有利になるわけではありません。大学・学部・入試方式ごとに条件が異なるため、志望校の最新の募集要項を確認することが必要です。

将来の仕事や興味のある分野を見つけるきっかけになる

資格を学ぶ過程では、IT、会計、デザイン、語学など、学校の授業だけでは接する機会が少ない分野にも触れられます。将来の夢がはっきり決まっていない高校生でも、「この分野は面白い」「もっと学びたい」と感じられるかもしれません。

資格がなくても進路を考えることはできますが、興味のある分野に一歩踏み出す方法の一つとして活用できます。

不登校の高校生でも挑戦できる資格15選【一覧表】

今回紹介する15資格を、主な目的と学習を始める際の目安でまとめました。難易度や受験条件は級・科目によって異なるため、気になる資格があれば公式サイトで詳細を確認してください。

資格・検定最初に検討したい級・科目主に役立つ場面
実用英語技能検定(英検)現在の英語力に合った級大学受験・語学学習
日本漢字能力検定(漢検)3級・準2級など国語の学習・語彙力の確認
実用数学技能検定(数検)3級・準2級など数学の学習・理系進学
ITパスポート試験ITの基礎から学習IT・情報分野への関心
宅地建物取引士資格試験基礎学習からじっくり対策不動産・法律分野への関心
危険物取扱者乙種第4類初学者向け教材から学習化学・安全管理分野への関心
日商簿記検定試験3級経理・会計・ビジネス
MOSWord・Excelの一般レベルパソコン操作・事務スキル
秘書技能検定試験3級ビジネスマナー・接遇
色彩検定3級デザイン・ファッション
日本化粧品検定3級化粧品・美容の基礎知識
食生活アドバイザー検定3級食・栄養・生活の知識
世界遺産検定4級歴史・地理・旅行への興味
アロマテラピー検定2級香り・生活文化への興味
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種(セルフケアコース)職場の心の健康に関する基礎知識

大学受験や基礎学力の確認に役立つ資格3選

進学を考えている場合は、普段の学習内容とつながりやすい検定から選ぶ方法があります。今の学力に合った級から始められるため、勉強にブランクがある場合にも学習目標を立てやすいでしょう。

実用英語技能検定(英検)

英検は、英語の読む・聞く・書く・話す力を級ごとに測る検定です。大学入試で級や英語力を示すスコアが活用されることもあり、進学を視野に入れる高校生にとって選択肢の一つになります。

英検2級は高校卒業程度が目安ですが、最初から2級を目指す必要はありません。英語の学習から離れていた場合は、3級や準2級など、自分の理解度に合う級を選ぶとよいでしょう。単語の学習やリスニングなど、短い時間で進めやすい内容から取り組めます。

参考:英検公式サイト)

日本漢字能力検定(漢検)

漢検は、漢字の読み書きや意味、語彙に関する知識を測る検定です。文章を読む力や書く力にもつながるため、国語の復習をしたい高校生にも向いています。

2級は高校卒業・大学・一般程度の内容ですが、基礎から学び直したい場合は3級や準2級から始める方法もあります。問題集を使って少しずつ学習しやすく、練習問題の正答数を確認しながら進められる点も特徴です。

(参考:漢検公式サイト)

実用数学技能検定(数検)

数検は、計算技能や数学的な考え方を測る検定です。数学が好きな高校生や、理系分野への進学に興味がある高校生が学習の目標として活用できます。

中学校の内容から復習したい場合は3級、高校の数学に挑戦したい場合は準2級や2級など、理解度に合わせて選べます。学校の進度に無理に合わせるのではなく、解ける問題を少しずつ増やすことを目標にするとよいでしょう。

(参考:実用数学技能検定公式サイト)

将来の仕事につながる国家試験・資格3選

働くことに興味がある高校生は、将来の業界や仕事に関する知識を学べる試験にも目を向けてみましょう。ただし、国家試験だからといって簡単に合格できるわけではありません。本人の興味や学習負担に合わせて検討することが大切です。

ITパスポート試験

ITパスポートは、ITの基礎知識に加え、情報セキュリティや経営など、社会で情報技術を活用するうえで必要な知識を問う国家試験です。

パソコンやデジタル分野が好きな高校生にとっては、普段の興味を学習につなげやすい資格の一つです。試験は指定会場のパソコンを使うCBT方式で行われ、申込時に会場や日程を選べます。自宅で学習することはできますが、受験方法や実施日程は公式サイトを確認してください。

(参考:IPA・ITパスポート試験)

宅地建物取引士資格試験(宅建試験)

宅建試験は、不動産取引や関連する法律の知識を問う国家試験です。日本国内に居住していれば、年齢や学歴に関係なく受験できるため、高校生にも受験の機会があります。

一方、学習範囲が広く、法律の知識も必要なため、長期的な計画を立てて挑戦したい試験です。また、試験合格と宅地建物取引士としての資格登録は別であり、登録には一定の条件があります。不動産業界に興味がある場合でも、まずは仕事内容や試験の概要を調べるところから始めましょう。

(参考:宅建試験の概要(不動産適正取引推進機構))

危険物取扱者乙種第4類

危険物取扱者乙種第4類は、危険物に関する性質や法律、安全管理などの知識を問う国家資格です。化学や設備管理などの分野に関心がある高校生が、専門知識を学ぶきっかけにできます。

乙種の受験に年齢や学歴による制限はありませんが、試験への対策は必要です。仕事で資格を活用する際には、従事できる業務や年齢などに関する法令・職場の規則を別途確認しましょう。

(参考:危険物取扱者試験)

就職や日常のスキルに役立つ実務系資格3選

すぐに就職する予定がなくても、パソコンや会計、ビジネスマナーの知識は、大学や専門学校に進んだ後にも役立ちます。将来の選択肢を増やすための基礎学習として考えてみましょう。

日商簿記検定試験

日商簿記は、お金の動きや企業の取引を記録・整理するための知識を学ぶ検定です。経理や事務の仕事に興味がある高校生だけでなく、お店や会社の仕組みを知りたい高校生にも向いています。

まずは基本的な商業簿記を学べる3級から始め、関心が続けば2級に進む方法があります。3級もビジネスに関する基礎知識として評価されることがありますが、採用時の評価は企業や職種によって異なります。

(参考:日商簿記検定公式サイト)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

MOSは、WordやExcelなどの操作スキルを証明する資格です。文書作成や表計算は、進学後のレポートや将来の仕事にも役立つため、パソコンを使うことが好きな高校生に向いています。

一般レベルの試験から始めれば、日常的な操作を学習の目標にできます。受験に年齢制限はありませんが、未成年者は保護者の同意を得て申し込む必要があります。試験は会場のパソコンを使って実施されるため、外出や受験環境についても事前に確認しておきましょう。

(参考:MOS公式サイト)

秘書技能検定試験(秘書検定)

秘書検定は、敬語の使い方や接遇、社会人としての基本的なマナーなどを学ぶ検定です。将来の就職活動に備えたい高校生や、人とのコミュニケーションに関する知識を身につけたい高校生に役立ちます。

まずは3級など、基礎的な内容から学ぶとよいでしょう。検定に合格しただけで対人場面が得意になるわけではありませんが、社会で使われる言葉遣いや振る舞いを知る機会になります。

(参考:秘書検定公式サイト)

好きなことをきっかけに学び始めやすい資格3選

勉強そのものに苦手意識がある場合は、身近な趣味や生活につながる検定から始める方法もあります。興味を持って取り組めることを優先し、最初から難しい級に挑戦する必要はありません。

色彩検定

色彩検定は、色の組み合わせや配色、色が与える印象などを学ぶ検定です。イラスト、ファッション、インテリア、デザインなどに興味がある高校生に向いています。

まずは3級で色の基礎を学び、好きな作品や身の回りのデザインを見る視点を広げてみましょう。資格取得を急ぐのではなく、興味のあるテーマから学習を始められる点が魅力です。

(参考:色彩検定公式サイト)

日本化粧品検定

日本化粧品検定は、化粧品や美容に関する基礎知識を学ぶ検定です。化粧品の成分や表示などに興味がある高校生は、日常の関心を学びにつなげられます。

3級は公式サイト上で無料受験できるため、外出が難しい場合にも挑戦しやすい選択肢です。まずは学習内容を見て、興味が続くか確かめるところから始めてもよいでしょう。

(参考:日本化粧品検定公式サイト)

食生活アドバイザー検定

食生活アドバイザー検定は、食文化や栄養、食品表示、食生活に関する知識を幅広く学ぶ検定です。料理が好きな高校生や、食に関わる仕事に興味がある高校生に向いています。

初めての場合は、生活に身近な内容を扱う3級から検討するとよいでしょう。試験には会場での受験が必要なため、日程や移動の負担も考えながら選んでください。

(参考:食生活アドバイザー検定公式サイト)

趣味や教養を深められる資格3選

資格は、就職や進学に直接つながるものだけではありません。「好きなことをもっと知りたい」という気持ちを大切にしたい場合は、教養や趣味に関する検定も候補になります。

世界遺産検定

世界遺産検定は、日本や世界の文化遺産・自然遺産について学ぶ検定です。歴史、地理、旅行、建築などが好きな高校生に向いています。

公式サイトでは、高校生以下が初めて受検する場合は4級からの挑戦をすすめています。世界各地の文化や自然に触れることで、学校の科目とは違う角度から学ぶ楽しさを見つけられるかもしれません。一部の大学では入試で活用される場合もありますが、適用条件は志望校ごとに確認してください。

(参考:世界遺産検定公式サイト)

アロマテラピー検定

アロマテラピー検定は、植物の香りや精油について、安全に取り扱うための基礎知識などを学ぶ検定です。香りや植物、生活文化に興味がある高校生が楽しみながら学べる内容です。

2級・1級ともに年齢制限はなく、インターネット試験が実施されています。公式情報では合格率は約90%ですが、合格を保証するものではありません。興味があれば、まずは公式テキストの内容を確認してみましょう。

(参考:アロマテラピー検定公式サイト)

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定は、主に職場の心の健康管理について学ぶ検定です。Ⅲ種(セルフケアコース)では、働く人が自分のストレスに気づき、対処について考えるための基礎知識を扱います。

年齢や学歴による受験制限はありませんが、職場を想定した内容が中心であるため、高校生にとっては少しなじみのない項目もあります。心の不調を資格取得だけで解決できるわけではないことを理解したうえで、関心がある場合に検討しましょう。

(参考:メンタルヘルス・マネジメント検定公式サイト)

不登校・通信制高校の高校生が資格に挑戦するときの考え方

不登校の状態にある高校生や通信制高校に通う高校生にとって、資格の勉強は学校の授業とは別に、自分の興味やペースに合わせて学ぶ方法の一つです。

毎日決まった時間に勉強する必要はなく、体調や生活リズムに合わせて少しずつ進められる資格もあります。オンライン教材を利用したり、自宅で受験できる検定から始めたりする方法もあります。

一方で、通信制高校の学習方法や資格取得へのサポート内容は学校によって異なります。在籍している学校で資格講座や学習支援が用意されている場合もあるため、利用できる制度がないか確認してみるのもよいでしょう。

資格取得そのものを目的にするのではなく、「興味のあることを見つける」「学習を再開するきっかけにする」など、本人の状況に合わせて活用することが大切です。

不登校の高校生が無理なく資格を選ぶ4つのポイント

資格取得を考えるときに大切なのは、知名度や難易度だけで決めないことです。現在の生活や気持ちに合う方法で取り組めるかを確認しましょう。

好きな分野や今の学力に合った級から選ぶ

資格の中には、初級から段階的に挑戦できる検定もあります。学習にブランクがある場合は、学年の目安にこだわらず、理解できる内容から始めましょう。

例えば、英語が好きなら英検、パソコンが好きならMOS、歴史に興味があるなら世界遺産検定など、本人の関心から選ぶ方法があります。最初は受験を申し込まず、テキストを眺めてみるだけでも構いません。

試験会場・受験方法・費用を確認する

自宅で勉強できる資格でも、実際の試験は会場で受ける場合があります。外出に不安があるときは、会場までの移動、試験時間、保護者の同意の要否などを事前に確認してください。

また、受験料に加えて教材費がかかることもあります。試験日や料金は変更される場合があるため、申し込み前には必ず公式サイトの最新情報を確かめましょう。

進学や就職でどう役立つかを調べる

大学受験で資格を活用したい場合は、必要な級やスコアだけでなく、出願資格、評定、卒業見込みなどの条件を確認しましょう。資格を取得しても、すべての大学や企業で評価されるとは限りません。

将来の進路がまだ決まっていない場合は、今すぐ実用性の高い資格を選ぶ必要はありません。好きなことを学びながら、少しずつ進路を考える方法もあります。

資格取得を急がず、本人のペースを大切にする

不登校の背景や現在の状況は一人ひとり異なります。資格を取ることが新たなプレッシャーにならないよう、本人が「やってみたい」と思えるかを大切にしてください。

体調や気持ちが落ち着かないときは、勉強を休んだり、資格取得以外の活動を優先したりしても問題ありません。必要に応じて、保護者や学校、学習支援の相談先と一緒に、取り組み方を考えていきましょう。

不登校の高校生の資格取得に関するよくある質問

学校に通っていなくても資格試験を受けられますか?

受験資格を満たしていれば、学校への出席状況にかかわらず受けられる検定・試験は数多くあります。ただし、すべての資格が同じ条件ではありません。年齢、学歴、保護者の同意、試験会場などについて、主催団体の案内を確認してください。

資格があれば高校を卒業したことになりますか?

いいえ。英検や簿記などの資格・検定に合格しても、それだけで高校卒業資格を得ることはできません。高校の卒業には在籍校で定められた条件を満たす必要があります。また、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)は、大学などの受験資格につながる制度ですが、合格そのものが高校卒業を意味するわけではありません。

不登校でも資格を大学受験に活用できますか?

大学・学部・入試方式によっては、資格の取得級やスコアを出願条件や評価に用いることがあります。ただし、資格の有無とは別に、大学入学資格などを満たす必要があります。まずは進学先の募集要項を確認し、必要であれば学校や進路相談の窓口に相談しましょう。

勉強が苦手な場合は、何から始めればよいですか?

好きな分野の入門級や、問題例を無料で試せる検定から始める方法があります。日本化粧品検定3級のように、オンラインで挑戦できるものもあります。すぐに受験する必要はないため、興味のあるテーマを調べることから始めてみましょう。

通信制高校に通っていても資格は取れますか?

通信制高校に通っている場合でも、各資格・検定の受験条件を満たしていれば受験できます。資格によって年齢や学歴などの条件が異なるため、申し込み前に公式サイトを確認しましょう。また、資格取得に向けた講座や学習支援を行っている通信制高校もあるため、在籍校のサポート内容を確認する方法もあります。

まとめ

不登校の高校生でも、受験条件を満たせば挑戦できる資格は数多くあります。英検や漢検のように学習内容とつながりやすい検定から、ITパスポートや簿記など将来の仕事に関する資格、趣味や興味を深められる検定まで、選択肢はさまざまです。

大切なのは、資格の数や難しさで自分の価値を決めないことです。今は資格の勉強をする気持ちになれなくても、焦る必要はありません。本人の興味や体調を大切にしながら、できるときに少しずつ学びに触れることも、将来を考える一歩になります。

進路について迷っている場合は、こちらの記事も参考にしてください。

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