コラム

不登校から回復するには?復学までの道のりを段階に分けて解説

不登校

お子さんが不登校になってしまった場合、「早く学校に行けるようになってほしい」「どうすればまた学校に行けるようになるのだろう」「今できることは何だろう」などたくさんの悩みや不安を抱える保護者の方もいらっしゃるでしょう。そこで今回はお子さんが不登校から回復するまでにどのような段階を踏んでいくのか、どんな団体が支援をしてくれるのかという点を解説していきます。

不登校から回復するまでの段階

不登校になったお子さんには早く回復してほしいと願う保護者の方が多いでしょう。しかし、不登校は消耗した心身のエネルギーを充電する期間であり、エネルギーがない状態で復学することはできません。不登校支援をする上で「不登校は悪いことではない」ということを念頭に置き、焦らずに対応にあたりましょう。

不登校から回復へ向かうまでの期間は、大きく分けて「初期」「中期」「後期」の3つの段階に分かれます。それぞれの段階についてご説明します。

【初期】

学校へ行きたがらない、宿題をしない、欠席しがちになる、保健室通いが続くなどの不登校傾向があらわれます。また、朝起きられない、夜眠れないなど睡眠に支障が出ると生活リズムが乱れていきます。頭痛や腹痛、下痢、吐き気、高熱などの体調不良を訴える場合もあります。このように心身共に不安定な状態が続き、安定して登校することができなくなるのが初期の段階です。

【中期】

この段階ではほとんど学校へ行っていませんが、お子さんは「学校に行かなければならない」という気持ちと「学校に行きたくない」という気持ちで葛藤しています。その中で罪悪感や自己嫌悪に悩まされることもあるでしょう。

次第にそれらの葛藤や罪悪感などがなくなり、復学に対する焦りも見られなくなります。精神的に落ち着いた状態です。しかし、依然としてエネルギーは低いままで、部屋に閉じこもったり昼夜逆転の生活を送ったりします。

【後期】

エネルギーが回復し、行動力が高まってきます。学習する、復学や就職を考えるなど自立に向けて具体的に動き始めます。興味関心を持つ、友人と遊ぶなどポジティブな行動が見られるのもこの時期です。

人によってはこのあたりから登校への意欲が高まります。まずは学校の環境に慣れるための練習から始めて、徐々に安定して登校できるようになっていきます。再発防止のために復学後も心のケアやサポートを続けると安心です。

不登校の家庭の約7割が利用している支援団体とは

不登校のお子さんを支える保護者の方にも多くの不安や悩みがあります。問題はご家庭だけで抱え込まず、様々な団体や機関と連携して解決していくことが大切です。実際、不登校のお子さんがいらっしゃるご家庭の約7割が何らかの団体・機関に相談したり、指導を受けたりした経験があります。では、どのような支援団体があるのでしょうか。

お子さんが不登校になってしまった場合、まずは学校との連携が必須です。最も身近な相談先であり、学校でのお子さんの様子を知るためには在籍校との連携は欠かせないでしょう。また、都道府県や指定都市、市区町村に設置された支援団体もあります。例えば、ひきこもり地域支援センターでは専門家が不登校やひきこもりについて無料で相談を受けていて、適切な医療機関に繋いでくれることもあります。教育相談センターでも専門家が教育や子育てに関する相談を無料で受け付けており、適応指導教室の窓口になっている場合があります。医療機関は精神科や心療内科などで心身の状態を診てもらうことができます。

適応指導教室と違い、民間が運営している「フリースクール」という場所があることをご存知でしょうか。設立の目的や規模、活動内容などは施設によって異なります。学校や家庭以外の居場所となる、エネルギーを充電して自信を取り戻す、学習指導をおこなう、専門家のサポートが受けられる、健康的な生活習慣を身につけるなど様々な形態のフリースクールがあるので、お子さんに必要なサポートが受けられる場所を選ぶことができます。また、小中学生は在籍校に籍を置いたままフリースクールに通い、校長が認めればフリースクールへの登校が出席扱いになります。

支援団体のひとつ、WILL学園のフリースクールとしての取り組みをご紹介します。WILL学園は中学校に通えない生徒を対象にしたフリースクールです。週4~5日通学する総合コースと週2~3日通学する選択コースがあり、お子さんのペースに合わせられるので安心です。

学習面と生活面の両面からサポートを受けることができます。具体的には、学習面では学び直しから対象学年の学習、受験対策まで一人ひとりに合わせた内容をおこないます。集団での授業だけでなく個別でも対応してくれる点が特徴です。さらに、教科学習だけでなく、一般教養や趣味・実用などを学べます。生活面ではメンタルケアから友達づくりなどの学校生活のサポートもあります。仲間と交流できるようなイベントもあるので、それらを通してコミュニケーション能力や社会性を身につけられます。その他にも進路指導や在籍中学校との連携など様々な支援が受けられます。

このようにWILL学園のフリースクールは不登校のお子さんが学習をしたり友達をつくってスポーツやゲームをしたりできる居場所となっています。また、WILL学園は通信制高校と連携して、不登校の高校生を受け入れているサポート校としての役割も担っています。

WILL学園の復学に向けたきっかけ作り

復学に向けた段階に至るにはきっかけが必要です。不登校改善率90%のWILL学園では復学に向けて様々なきっかけ作りをおこない、サポートをしています。どのようなことがきっかけになるのか、WILL学園の取り組みと併せてご紹介します。

WILL学園では登校や勉強に対する意欲が回復してきたものの、外には出られないというお子さんに対して、先生が自宅を訪問してコミュニケーションをとります。保護者の方には話しづらい内容も第三者には話せるという場合もあります。コミュニケーションの中で気持ちの整理をおこない、少しずつ自信を取り戻していきます。

また、親子関係の変化が回復へのきっかけになったというケースがあります。
WILL学園には保護者の方から「不登校の子どもとうまくコミュニケーションがとれない」「親子関係が良くない」といった内容のご相談をいただくことがあります。そのような場合、保護者の方とお子さんの間に入って両者の話を聞きながらサポートをおこないます。
お子さんとコミュニケーションをとり、家庭が安心できる場になることで、外へ出るきっかけに繋がります。

どちらの例も信頼できる第三者に話を聞いてもらうことで状況は好転しています。
不登校の後期段階でも焦らず、まずは支援団体に相談してみましょう。
お子さんも保護者の方も気持ちの拠り所があることで、精神的な安定に繋がります。
また、支援団体を上手く活用することで、取り組みの方向性を理解し、適切な対応をすることができます。

まとめ

今回は不登校のお子さんがどのような段階を踏んで回復に向かうのか、支援をしてくれる団体についてご説明しました。不登校の状態からすぐに回復や復学することは困難です。しかし、きっかけがあれば回復に向かう可能性はあります。悩みや不安をご家庭で抱え込まずに支援団体に相談してみましょう。

不登校改善率90%WILL学園にご相談ください

WILL学園は個人のペースに合わせて通学でき、不登校のお子さんの居場所となっています。学習面はもちろん生活面のサポートもしています。進路指導や在籍校との連携もおこなっているので安心です。キャンパスは全国に8箇所、高田馬場、立川、横浜、湘南、さいたま、名古屋、大阪梅田、明石にございます。

WILL学園をもっと知りたいという方には資料請求や見学・体験、相談窓口もご用意しております。お問い合わせはお電話や専用フォームから受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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