学校にいるのがどうしても辛い時や、体調が優れない時、「早退して休みたい」と思うのは決して悪いことではありません。しかし、いざ先生に伝えるとなると「なんて言えばいいのかわからない」「引き止められないか不安」と悩んでしまいますよね。
この記事では、学校を早退する際によくある理由や、先生に状況をスムーズに伝えるための具体的な例文と手順を詳しく解説します。小中高生の皆さんが、無理をせずに心身を休めるための参考にしてください。
学校を早退する主な理由と具体的な伝え方(例文)

先生に早退したい旨を伝える際は、現在の症状や状況を具体的に説明することが大切です。ここでは、よくある早退理由とその伝え方を紹介します。
急な腹痛や吐き気
急な腹痛や吐き気は、早退の理由として非常に多い症状です。無理をして教室にいると症状が悪化することもあるため、早めに伝えましょう。
- 【具体的な伝え方(例文)】
「さっきから急にお腹が痛くなってしまい、トイレに行っても治まりません。少し吐き気もするので、帰って休ませてください」 - 【ポイント】
腹痛や吐き気は外見から判断しにくいため、自分がどれくらい辛いのかを言葉でしっかり申告することが重要です。感染症の疑いもあるため、無理をさせずに帰宅を促されるケースが多いです。
頭痛や貧血の症状
頭痛や貧血など、授業に集中できないほどの体調不良も無理をしてはいけないサインです。
- 【具体的な伝え方(例文)】
「頭が割れるように痛くて、教科書の文字を見るのが辛いです」 「立ちくらみがひどく、座っているのもやっとの状態で気持ち悪いです」 - 【ポイント】
貧血の場合は、顔色が悪いなどの視覚的な情報も伴うことが多いです。普段から血圧が低い、あるいは疲れが溜まっているといった背景があれば、それも添えるとより伝わりやすくなります。
朝起きられない、あるいは午前中の頭痛やめまいが頻繁に続く場合は、単なる体調不良ではなく起立性調節障害が関係している可能性があります。詳しい症状や治し方を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
通院や家庭の急用
あらかじめ決まっている通院や、どうしても外せない家庭の事情で早退しなければならないケースもあります。
- 【具体的な伝え方(例文)】
「以前から予約していた歯医者の時間が15時からなので、○時間目が終わったら早退させてください」 「家の鍵を忘れた家族のために、一度戻らなければなりません」 - 【ポイント】
通院の場合は、事前に保護者から連絡帳や電話で伝えておいてもらうか、診察券を見せる準備をしておくとスムーズです。家庭の事情についてはプライバシーに関わるため、話せる範囲で事情を説明しましょう。
精神的に辛い・教室にいるのが苦しい時の伝え方

「体が全く動かないわけではないけれど、心が限界で教室にいられない」という時もあります。精神的な理由で早退したい場合、どう伝えればよいのか解説します。
まずは保健室の先生に相談する
担任の先生に直接言いづらい場合は、まず保健室の先生(養護教諭)を頼りましょう。 保健室の先生は、生徒の心身の健康を守る専門家です。「教室にいると息苦しい」「涙が止まらない」といった精神的な不調を正直に話すことで、担任の先生へ「休養が必要である」と橋渡しをしてくれることがあります。そのまま保健室で休ませてもらえる場合もあります。
心の不調が体に出ている場合の伝え方
精神的なストレスは、実際に腹痛や頭痛、吐き気として体に現れることがよくあります。 そのような時は、無理に精神的な悩みをすべて打ち明けようとしなくても大丈夫です。「朝から気分が沈んでいて、そのせいか胃が痛みます」「頭が痛くて授業に集中できません」と、今起きている体の症状をそのまま伝えることで、休養の必要性を理解してもらいやすくなります。
信頼できる先生に相談する
特に小中学生は、思春期特有の人間関係の悩みなど、繊細な問題を抱えやすい時期です。 担任の先生に言い出しにくい場合は、部活の顧問や話しやすい先生に「少し相談があります」「今日だけ少し休みたいです」と切り出してみましょう。一人で抱え込まずにSOSを出すことが大切です。
保護者の方へ、お子様が学校に行けなくなってしまったり、行き渋りが見られたりするときに保護者が心がけるべき初期対応や正しい接し方について詳しく知りたい方はこちらの記事も役立ちます。
今の学校がどうしても合わないと感じており、退学や転校の前に知っておくべき選択肢や大切なポイントについて詳しく確認したい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
学校を早退する際の手順とタイミング

早退をスムーズに進めるためには、切り出すタイミングが重要です。
休み時間に職員室で伝える
最も一般的なのは、休み時間に職員室へ行く方法です。
- 【手順】
- 休み時間になったらすぐに職員室へ行く。
- 「先生、今お時間よろしいでしょうか」と声をかける。
- 体調が悪いことと、早退したい旨を伝える。
- 休み時間になったらすぐに職員室へ行く。
- 【メリット】
授業を中断させないため、落ち着いて自分の症状や状況を説明できます。
授業中に体調が悪くなった場合
授業中にどうしても我慢できなくなった場合は、遠慮せずに手を挙げましょう。 「すみません、気分が悪くなったので保健室に行ってもいいですか?」と伝えます。まずは保健室へ行く許可をもらい、保健室で休んだ後、養護教諭から担任へ早退の連絡をしてもらう流れが自然です。
早退する際の注意点と保護者への連絡

早退が決まった後、気をつけておきたいポイントを解説します。
学校から親への連絡と事後確認
学校を早退する際、生徒が一人で帰宅する場合の安全確認のため、多くの学校では保護者に電話連絡を入れます。 親に内緒で早退するのは難しいため、あらかじめ「体調が悪いから早退するかもしれない」と家族に連絡を入れておくか、帰宅後に正直に理由を話すことが大切です。
早退した後の過ごし方
早退した後は、必ず自宅で静かに過ごし、体を休めてください。 体調不良で早退したにもかかわらず、外出して遊んでいたり、SNSを頻繁に更新したりしていると、先生や同級生から心配されるだけでなく、誤解を招く原因になります。まずは心と体の回復に努めましょう。
高校生が早退する際に知っておきたいこと

高校生の場合、早退が進級や卒業に直結する可能性があるため、少し注意が必要です。
出席日数と単位の関係
高校では、各科目の出席日数が足りないと「単位」が認められません。 一般的に、授業時数の3分の1以上欠席(早退・遅刻含む)すると単位を落とすリスクが高まります。体調不良での早退はもちろん正当な理由ですが、頻繁に繰り返すと成績や進級に響くため、自分の残り出席日数を把握しておくことが重要です。
無理をして通い続けるのが辛い時は
もし、「学校に行くのが苦痛で毎日のように早退してしまう」「今の環境が自分に合っていない」と感じているなら、無理をして同じ学校に通い続けることだけが正解ではありません。 フリースクールに通って自分のペースで学んだり、通信制高校へ転校したりと、学習の場は他にもたくさんあります。今の学校を早退し続けることが根本的な解決にならない場合は、環境を変えることで心が軽くなるかもしれません。一人で抱え込まず、家族や信頼できる大人に相談してみてください。
新しい進路や学習の場として通信制高校を検討される方に向けて、その基本的な仕組みから学費、選び方までをわかりやすく解説したこちらの記事もぜひご覧ください。
まとめ
学校を早退することは、決して逃げではありません。心身の健康を守るための大切な行動です。
無理をして心身を壊してしまう前に、適切な手順で早退し、ゆっくりと休んでくださいね。別の居場所や学習環境を考えることも、自分を守るための立派な選択肢です。
学研WILL学園では、不登校経験のあるお子さんや、学校生活・人間関係・学習面に不安を抱えるご家庭に寄り添い、今の状態に合った学び方や居場所を一緒に考えています。
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