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不登校の子を持つ親の働き方|仕事との両立と7つの選択肢

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「子どもが学校に行けなくなって、仕事はどうしよう…」 「このまま今の仕事を続けられるのかな…」

お子さんの不登校という突然の出来事に、仕事との両立で悩み、お一人で抱え込んでいませんか?

これまで通りに働けなくなり、欠勤や早退が増えることで、職場に居づらさを感じたり、経済的な不安に押しつぶされそうになったりするのは、決してあなただけではありません。

この記事では、不登校のお子さんを持つ親御さん、特に母親が仕事とどう向き合い、乗り越えていけばよいのか、具体的な選択肢と行動プランを分かりやすく解説します。

この記事を読めば、今のあなたが置かれた状況を整理し、ご自身とお子さんにとって最適な「働き方」を見つけるためのヒントがきっと見つかります。

不登校の親の仕事、主な3つの選択肢

お子さんが不登校になったとき、親の仕事の選択肢は大きく分けて3つあります。どの選択が正解ということはなく、ご家庭の状況や考え方によって最適な道は異なります。まずは、どのような選択肢があるのか全体像を把握しましょう。

1.今の仕事を調整して続ける

現在の職場で、勤務時間や働き方を調整してもらい、仕事を続ける方法です。経済的な安定を保ちやすく、キャリアが途切れないという大きなメリットがあります。会社の制度を活用したり、上司に相談したりすることで、両立の道を探ります。

2.両立しやすい仕事へ転職する

子どものケアをしながらでも働きやすい、新しい職場へ移る選択肢です。在宅ワークやフレックスタイム制など、より柔軟な働き方ができる仕事に転職することで、心身の負担を軽減できる可能性があります。

3.一時的に離職・休職する

一度仕事から離れ、子どものケアに専念する方法です。子どもと向き合う時間を最優先に確保できるため、状況が落ち着くまでの一時的な選択として有効な場合があります。ただし、収入減や再就職への不安といった課題も伴います。

先輩ママたちの体験談と選択理由

実際に、不登校のお子さんを持つ親御さんたちは、どのように働き方を選択したのでしょうか。

  • Aさん(小学生の母):時短勤務を選択
    「フルタイムで働いていましたが、子どもが不安定になったため、上司に相談して時短勤務に切り替えました。収入は減りましたが、夕方子どもが帰宅する時間に家にいられる安心感は大きいです。まずは今の職場でできることを探すのが第一歩でした。」

  • Bさん(中学生の母):在宅ワークへ転職
    「通勤時間が往復2時間あり、子どもの急な体調不良に対応できず悩んでいました。思い切ってフルリモートの事務職に転職。家にいながら仕事ができるので、子どもの様子を見守りつつ、自分のキャリアも続けられています。」

  • Cさん(小学生の母):一時的に離職
    「子どもが精神的に不安定で、片時も離れられない状態でした。夫と話し合い、私が一度仕事を辞めて子どものケアに専念することに。経済的には大変でしたが、子どもとじっくり向き合う時間を持てたことは、結果的に良かったと感じています。今は少し落ち着いたので、短時間のパートを探し始めています。」

このように、選んだ道は人それぞれです。大切なのは、ご自身の家庭状況や価値観と向き合い、納得のいく選択をすることです。

仕事を続けるべきか、それとも休職・離職を選ぶべきかは、多くの保護者が悩むポイントです。判断する際の考え方や実際の両立方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

今の職場で仕事を続けるための交渉術

「できれば今の仕事は辞めたくない…」そう考える方も多いでしょう。ここでは、現在の職場で働き続けるためにできる具体的なアクションを解説します。

上司への伝え方と相談のポイント

まずは直属の上司に状況を正直に、かつ冷静に伝えることが重要です。

  • 客観的な事実を伝える
    感情的に「大変なんです」と訴えるだけでなく、「現在、子どもが不登校の状態にあり、日中の見守りが必要な状況です」と事実を伝えます。

  • 仕事への意欲を示す
    「ご迷惑をおかけする場面もあるかと思いますが、できる限り業務に支障が出ないよう努めます。つきましては、働き方についてご相談させていただけますでしょうか」と、仕事を続けたいという前向きな姿勢を見せることが大切です。

  • 具体的な相談内容を準備する
    ただ「どうしたらいいですか?」と聞くのではなく、「時短勤務は可能か」「在宅勤務に切り替えられないか」など、自分なりに考えた代替案を提示すると、話がスムーズに進みます。

活用できる社内制度の確認方法

会社には、あなたが思っている以上に利用できる制度が用意されているかもしれません。

  • 就業規則を確認する
    「育児・介護休業規程」などの項目に、時短勤務、フレックスタイム、子の看護休暇などに関する記載がないか確認しましょう。

  • 人事・総務部に問い合わせる
    上司に話しにくい場合は、先に人事・総務部の担当者に相談し、利用可能な制度について情報収集するのも一つの手です。

時短勤務やテレワークへの変更依頼

子どものケアと両立するためには、勤務時間や場所の柔軟性を高めることが有効です。

  • 時短勤務
    1日の所定労働時間を短縮する制度です。子どもが帰宅する時間までに仕事を終えたい場合に有効です。

  • テレワーク(在宅勤務)
    自宅で仕事ができるため、子どもの様子を見守りながら業務を進められます。通勤時間がなくなる分、心身の負担も軽減されます。

これらの制度がなくても、会社と交渉することで特別に認めてもらえるケースもあります。諦めずに相談してみましょう。

子の看護休暇の利用と有給休暇

子どもの通院の付き添いや、急な体調不良で休まざるを得ない場合に備え、休暇制度を把握しておきましょう。

子の看護休暇とは、小学校就学前の子どもが病気やけがをした際に取得できる休暇です。法律で定められており、子どもが1人なら年5日、2人以上なら年10日まで取得できます。有給か無給かは会社の規定によりますが、有給休暇とは別に取得できるのがポイントです。

もちろん、有給休暇も活用できますが、使い果たしてしまう前に、他の制度と組み合わせて計画的に利用することが大切です。

両立しやすい働き方とおすすめの仕事

「今の職場ではどうしても両立が難しい…」と感じたら、思い切って転職を視野に入れるのも一つの解決策です。ここでは、不登校の子どもを持つ親が働きやすい仕事のスタイルを紹介します。

在宅ワーク・フルリモートの仕事

自宅で完結する仕事は、子どものケアと両立する上で最も有力な選択肢の一つです。

  • メリット
    通勤時間がなく、子どもの様子を見守りながら働けます。急な対応もしやすいです。

  • おすすめの職種
    • データ入力
      特別なスキルがなくても始めやすい。

    • Webライター
      自分のペースで文章作成に取り組める。

    • オンラインアシスタント
      企業の事務や秘書業務を在宅で行う。

    • カスタマーサポート
      メールやチャットでの顧客対応。

フレックスタイム制が使える仕事

フレックスタイム制とは、1日の労働時間を自分で決められる制度です。コアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)以外は、出退勤時間を自由に調整できます。

  • メリット
    子どもの通院や相談機関への付き添いなど、日中の用事に合わせて働き方を調整しやすいです。

  • おすすめの職種
    • ITエンジニア・プログラマー

    • Webデザイナー

    • 企画・マーケティング職

短時間勤務のパート・アルバイト

フルタイム勤務にこだわらず、働く時間を短くするのも賢い選択です。

  • メリット
    扶養内で働きたい場合や、まずは心身の負担が少ない範囲で社会とのつながりを持ちたい場合に最適です。

  • おすすめの職種
    • 事務職
      企業のオフィスワーク。比較的残業が少ない求人が多い。

    • 軽作業
      ピッキングや梱包など。黙々と作業に集中できる。

    • スーパーやコンビニの店員
      シフトの融通が利きやすい場合がある。

業務委託・フリーランスという選択

会社に雇用されるのではなく、個人事業主として仕事を受ける働き方です。

  • 【メリット】
    働く時間や場所、仕事量を完全に自分でコントロールできます。スキルや経験があれば、高収入を目指すことも可能です。

  • 【デメリット】
    収入が不安定になりがちで、社会保険なども自分で手続きする必要があります。

柔軟な求人の見つけ方と転職サイト

在宅ワークや柔軟な働き方ができる求人は、探し方にコツがあります。

求人検索のキーワード

「在宅」「リモートワーク」「フルリモート」「フレックスタイム」「時短勤務」「週3日」などのキーワードを組み合わせて検索してみましょう。

仕事を辞める(離職)かどうかの判断

仕事を辞めるという決断は、非常に重いものです。感情的に判断するのではなく、メリットとデメリットを冷静に比較検討しましょう。

仕事を辞めることのメリット

  • 子どものケアに専念できる
    時間的にも精神的にも余裕が生まれ、子どもとじっくり向き合うことができます。不安定な子どもの心に寄り添う時間を最優先にできます。

  • 親自身の心身の負担が減る
    仕事と育児の両立というプレッシャーから解放され、心身を休めることができます。

仕事を辞めることのデメリット

  • 経済的な不安
    世帯収入が減少し、家計が苦しくなる可能性があります。

  • キャリアの中断と再就職の難しさ
    ブランクが長引くと、希望する条件での再就職が難しくなることがあります。

  • 社会からの孤立感
    仕事を通じて得られていた社会とのつながりがなくなり、孤独を感じやすくなることがあります。

仕事と子どものサポートを両立していると、気づかないうちに心身が限界を迎えてしまうこともあります。親自身のストレスとの向き合い方については、こちらの記事も参考にしてください。

退職を決断する前のチェックリスト

仕事を辞める前に、以下の点を確認・検討しましょう。

  • 辞めずに済む方法(時短、在宅勤務など)は、本当にないか?

  • 離職した場合の家計シミュレーションはしたか?

  • パートナーや家族と、経済的なことや今後の見通しについて話し合ったか?

  • 利用できる公的支援(失業保険など)について調べたか?

  • 自分のキャリアについて、今後どうしたいか少しでも考えたか?

一つでも「いいえ」があるなら、まだ退職を即決する段階ではないかもしれません。

退職理由の伝え方「不登校は言うべき?」

退職理由をどう伝えるかは、多くの人が悩むポイントです。

基本的には、「家庭の事情」「一身上の都合」で問題ありません。詳細を話す義務はありません。

ただし、円満退職を目指す場合や、上司との関係性が良好な場合は、正直に「子どものことで、しばらく家庭に専念する必要があり…」と伝えた方が、理解や協力を得やすいこともあります。正直に話すことで、会社側から休職や時短勤務といった代替案を提示してくれる可能性もゼロではありません。

休職・退職時に使える公的支援制度

経済的な不安を少しでも和らげるために、利用できる公的制度を知っておくことは非常に重要です。

子の看護休暇・介護休業制度

前述の「子の看護休暇」に加え、より長期間の休みが必要な場合は「介護休業」の対象となる可能性があります。不登校が直接の理由にはなりにくいですが、子どもが要介護状態(2週間以上にわたり常時介護を必要とする状態)と判断されれば、利用できる場合があります。 詳しくは会社の担当部署やハローワークにご相談ください。

親の不調で休む場合の傷病手当金

子どもの看病による心労が重なり、親自身がうつ病や適応障害などと診断された場合は、健康保険の傷病手当金を受給できる可能性があります。これは、病気やけがのために連続して3日間会社を休んだ後、4日目以降の休業日に対して支給される制度です。

離職後に受け取れる失業保険

自己都合で退職した場合でも、雇用保険に一定期間加入していれば、失業保険(基本手当)を受け取ることができます。ただし、受給には「働く意思と能力がある」ことが条件となるため、すぐに働けない状況では受給が難しい場合もあります。ハローワークで受給期間の延長手続きなどが可能か相談してみましょう。

自治体独自のひとり親支援制度

母子家庭・父子家庭の場合、各自治体が独自の支援制度を設けていることがあります。児童育成手当や住宅手当、医療費助成など、内容は様々です。お住まいの市区町村の役所のWebサイトや窓口で確認してみてください。

不登校と仕事のよくある悩みQ&A

最後に、不登校のお子さんを持つ親御さんからよく寄せられる質問にお答えします。

Q.子供を一人で留守番させてもいい?

A. お子さんの年齢や心身の状態によります。


小学生低学年や、精神的に不安定な状態のお子さんを一人にすることは避けるべきです。中学生以上で、本人も納得しており、短時間であれば可能な場合もあります。必ずお子さんと話し合い、ルール(火を使わない、訪問者には出ない等)を決めてからにしましょう。 不安な場合は、地域のファミリー・サポート・センターなどを利用するのも一つの手です。

仕事との両立を考えるうえでは、お子さんへの適切な関わり方を知っておくことも大切です。不登校初期に親が取るべき対応や接し方については、こちらの記事をご覧ください。

Q.収入減が不安、家計の見直し方は?

A. まずは固定費から見直しましょう。

働き方を変える前に、家計の現状を把握することが大切です。

  • 【見直すべき固定費の例】
    • 通信費
      格安SIMへの乗り換え

    • 保険料
      保障内容の見直し

    • サブスクリプションサービス
      不要なものの解約

    • 住居費
      より家賃の安い場所への転居(最終手段)

収入が減ることを前提に、どれくらいの生活レベルなら維持できるのかをシミュレーションしてみましょう。

Q.夫や家族との協力体制の築き方

A. 一人で抱え込まず、冷静に「相談」することが第一歩です。


「どうして私ばかり!」と感情的にぶつかるのではなく、「子どものために、家族としてどう協力できるか一緒に考えたい」というスタンスで話し合いましょう。具体的な役割分担(朝の対応は夫、通院の付き添いは妻など)を決め、お互いの負担を可視化することが大切です。

Q.親自身のメンタルケアはどうする?

A. 意識的に「何もしない時間」「自分のための時間」を作りましょう。


子どものことで頭がいっぱいになりがちですが、親が倒れてしまっては元も子もありません。

  • 短時間でも好きなことをする(読書、音楽を聴く、散歩など)

  • 信頼できる友人に話を聞いてもらう

  • 自治体の相談窓口やカウンセリングを利用する

  • 親の会などに参加し、同じ境遇の人と繋がる

自分を責めず、自分を大切にすることを忘れないでください。

一人で抱え続けるよりも、同じ経験をしている保護者と話すことで気持ちが軽くなるケースは少なくありません。親の会の探し方や参加するメリットについては、こちらで詳しく紹介しています。

まとめ

お子さんの不登校と仕事の両立は、本当に大変で、先の見えない不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。

しかし、この記事でご紹介したように、あなたにはたくさんの選択肢があります。

  1. 今の仕事を調整して続ける

  2. 両立しやすい仕事へ転職する

  3. 一時的に離職・休職する

大切なのは、一人で抱え込まず、使える制度やサービス、周りの人を頼ることです。そして何より、ご自身とお子さんの心と体の健康を最優先に考えてください。

まずは、この記事の中から「これならできそう」と思える小さな一歩を踏み出してみませんか。その一歩が、必ず未来を切り拓く力になります。

学研WILL学園は、通信制高校のサポート校とフリースクールの機能をあわせ持つ学びの場として、不登校経験のあるお子さんや、学校生活・人間関係・学習面に不安を抱えるご家庭を支えています。

今のお子さんに合った学び方や居場所について悩まれている方は、まずは一度ご相談ください。